秋田の冬の郷土料理「けんちん汁」は地域によって「けの汁」とも呼ばれています

冬の食べ物として「けんちん汁」があります。岩館地区では「けの汁」と呼んでいる

おふくろの味として正月に良く食べた「けんちん汁」があります。
けんちん汁」を岩館地区では「けの汁」と呼んでいるそうです。
なぜ岩館地区の人たちは「けんちん汁」「けの汁」と呼んでいるのでしょうか。

それは大間越街道を往来す人が伝えたからでしょうか。
つまり岩館地区は津軽地方と密接な関係があったことが伺われます。
「けの汁」について「農林水産省のホームページ」で詳しく紹介しています。


けの汁」は津軽地方の郷土料理だと分かりました。
津軽地方の代表的な郷土料理。由来については津軽の方言で「粥(かゆ)」を「け」と呼ぶことから「かゆの汁」とされるなど、諸説あります。 米が貴重だった時代に刻んだ具材を米に見立てて食べたという。約400年前の津軽藩祖・為信の時代から受け継がれたとの説もある。もともとは小正月の料理で、正月に家族の世話や来客対応に追われた嫁が小正月に里帰りする際、男衆のためにつくりおきしたもの。栄養豊富な保存食として、凍りついた汁を崩し温めなおして何日も食べたという。
農林水産省のホームページ 青森県郷土の料理けの汁を参照


八森のけんちん汁は具材に塩クジラを入れたのが特徴だそうです。
ニシン漁で北海道に渡った出稼ぎ労働者が持ちかえった「北海道のクジラ汁」と「津軽のけの汁」を合わせて食べるようになったのかな・・

私は八森の浜田地区で育ちましたが塩クジラを入れて食べた事がありません。
また「けの汁」と呼んでいたか定かではない。
目名潟地区ではどのようにけんちん汁を読んでいたのでしょうか?

けんちんそば|沢目地区特産のソバにけんちん汁をかけて食べてる。

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